9月5日(火)夕方から窒息時の対応の1つであるハイムリック法の講習会が多目的ホールで行われました。
講師は、非常勤医師の田中圭先生です。
田中先生は、たなかメディカルスクエアの院長であり、またNPO法人医療危機管理支援機構を立ち上げ、精力的に活動されています。
参加者は病棟看護師、リハビリテーション科、デイホスピタル湖山から選ばれた職員です。
昨年度、院外のインストラクターからBLS講習を受けた職員が中心となって受講しました。
まず初めに、窒息時の対応のDVDを見ました。次に講師によるデモンストレーションを行い、2人ずつペアになってハイムリック法を演習しました。
作った拳をおへその少し上に当て、その拳を覆うようにもう一方の手を置きます。
手の位置を定めたら、タイミングよく押し上げます。
対人間では、強い力を瞬発的に一気に!は、できません。
そこで登場するのがシミュレーターです。
このシミュレーターは、窒息技術を習得するためにできているものです。
気道内に模擬異物(糸の付いた綿花)を入れ、実際にやってみました。
思っていた以上に難しく、なかなか思うようにできないこともありましたが、練習を重ねるうちに、そのコツが分かってくるようになりました。
シミュレーターの口から「ぽんっ!」と模擬異物が出た時には、みんなから拍手が起こりました。
最後は、受講者に修了証を配付し、みんなで記念写真を撮りました。
今回の受講者たちは、来る10月5日から10月13日に開催される医療安全推進週間イベント(テーマは、できる!が増える↑↑医療安全推進週間)のなかで設けるハイムリック法講習ブースでコーチ役を担います。
窒息は起こってほしくありませんが、ハイムリック法はいざという時に、何の道具もなく、その場で救命できる方法の1つです。
これからも安全を高めていけるよう、知識・技術を身につけていきたいと思います。
平成29年9月7日
医療安全管理室:伊藤