2017年09月08日

ハイムリック講習会〜いざという時の窒息時の対応〜

95日(火)夕方から窒息時の対応の1つであるハイムリック法の講習会が多目的ホールで行われました。

講師は、非常勤医師の田中圭先生です。

田中先生は、たなかメディカルスクエアの院長であり、またNPO法人医療危機管理支援機構を立ち上げ、精力的に活動されています。


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参加者は病棟看護師、リハビリテーション科、デイホスピタル湖山から選ばれた職員です。

昨年度、院外のインストラクターからBLS講習を受けた職員が中心となって受講しました。

まず初めに、窒息時の対応のDVDを見ました。次に講師によるデモンストレーションを行い、2人ずつペアになってハイムリック法を演習しました。


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作った拳をおへその少し上に当て、その拳を覆うようにもう一方の手を置きます。

手の位置を定めたら、タイミングよく押し上げます。

対人間では、強い力を瞬発的に一気に!は、できません。

そこで登場するのがシミュレーターです。

このシミュレーターは、窒息技術を習得するためにできているものです。

気道内に模擬異物(糸の付いた綿花)を入れ、実際にやってみました。


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思っていた以上に難しく、なかなか思うようにできないこともありましたが、練習を重ねるうちに、そのコツが分かってくるようになりました。

シミュレーターの口から「ぽんっ!」と模擬異物が出た時には、みんなから拍手が起こりました。


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最後は、受講者に修了証を配付し、みんなで記念写真を撮りました。


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今回の受講者たちは、来る105日から1013日に開催される医療安全推進週間イベント(テーマは、できる!が増える↑↑医療安全推進週間)のなかで設けるハイムリック法講習ブースでコーチ役を担います。


窒息は起こってほしくありませんが、ハイムリック法はいざという時に、何の道具もなく、その場で救命できる方法の1つです。

これからも安全を高めていけるよう、知識・技術を身につけていきたいと思います。






平成2997

医療安全管理室:伊藤

posted by 湖山リハビリテーション病院 at 14:03| 湖山リハビリテーション病院