2016年10月24日

富士リハビリテーション専門学校に出張研修へ

1018日、富士リハビリテーション専門学校に行ってきました。

作業療法学科2年生の学生さんたち26名に「口腔・鼻腔吸引」の講義・実習です。

講師は、当院の病棟科長(看護師)2名、医療安全管理室の看護師1名です。

学科長の中原先生の明るい笑顔に出迎えられ、温かい雰囲気のなか、始まった午後からの研修でした。


講義の後は吸引のデモンストレーション。学生さんたちも真剣そのもの。

「低酸素状態にしない、気道粘膜を傷つけない、感染させない」この3つの手技のポイントを説明します。


さぁ、グループに分かれていよいよ実習です。

患者役、実施者役、ガイド役と、順番に体験します。

模擬の痰をおそるおそる口に含み、実際に吸引です。

実施者役の学生さんたちは、怖々と吸引カテーテルを患者役の口の中へ…。


初めこそはうまく吸引できなかったものの、グループで互いにサポートし合い、2回目以降はコツをつかんでスムーズにできるようになってきました。

理解力がすごいです!


最後にグループワークで振り返りを行いました。

テーマは、「患者役を体験してつらかったこと、うれしかったこと」「実施者役を体験して難しかったこと」です。


どのグループも良い気づきができました。

患者役、実施者役で得た体験を忘れず、現場に出たら、活かしてくださいね。

頑張れ!未来の作業療法士!







平成281019

湖山リハビリテーション病院

医療安全管理室 伊藤 恵




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トロミ剤に着色した模擬痰をおそるおそる口に含みます。

いよいよ患者体験です!


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指には、動脈の酸素状態を計る器械をつけて観察



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吸引してみる人もされる人もドキドキ!

こわごわとカテーテルを口の中へ…。

最初は喉の方までは入れられず、少し

しか吸引できなかったけれど、2回目

以降は、コツをつかんでスムーズ!


富士リハ.JPG

ガイド役・観察役の人は手順の確認。

講師たちもその様子を見守り、ポイントを伝えます。


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最後にグループワークをして振り返ります。

患者役を体験してみて、患者さんのつらさ・思いを

垣間見ることができました。

患者役の人は、実施者役のひとからかけてもらった

励ましの言葉がうれしかったようです。

とても大切ですよね。


posted by 湖山リハビリテーション病院 at 10:06| 湖山リハビリテーション病院