10月18日、富士リハビリテーション専門学校に行ってきました。
作業療法学科2年生の学生さんたち26名に「口腔・鼻腔吸引」の講義・実習です。
講師は、当院の病棟科長(看護師)2名、医療安全管理室の看護師1名です。
学科長の中原先生の明るい笑顔に出迎えられ、温かい雰囲気のなか、始まった午後からの研修でした。
講義の後は吸引のデモンストレーション。学生さんたちも真剣そのもの。
「低酸素状態にしない、気道粘膜を傷つけない、感染させない」この3つの手技のポイントを説明します。
さぁ、グループに分かれていよいよ実習です。
患者役、実施者役、ガイド役と、順番に体験します。
模擬の痰をおそるおそる口に含み、実際に吸引です。
実施者役の学生さんたちは、怖々と吸引カテーテルを患者役の口の中へ…。
初めこそはうまく吸引できなかったものの、グループで互いにサポートし合い、2回目以降はコツをつかんでスムーズにできるようになってきました。
理解力がすごいです!
最後にグループワークで振り返りを行いました。
テーマは、「患者役を体験してつらかったこと、うれしかったこと」「実施者役を体験して難しかったこと」です。
どのグループも良い気づきができました。
患者役、実施者役で得た体験を忘れず、現場に出たら、活かしてくださいね。
頑張れ!未来の作業療法士!
平成28年10月19日
湖山リハビリテーション病院
医療安全管理室 伊藤 恵トロミ剤に着色した模擬痰をおそるおそる口に含みます。
いよいよ患者体験です!
指には、動脈の酸素状態を計る器械をつけて観察
吸引してみる人もされる人もドキドキ!
こわごわとカテーテルを口の中へ…。
最初は喉の方までは入れられず、少し
しか吸引できなかったけれど、2回目
以降は、コツをつかんでスムーズ!
ガイド役・観察役の人は手順の確認。
講師たちもその様子を見守り、ポイントを伝えます。
最後にグループワークをして振り返ります。
患者役を体験してみて、患者さんのつらさ・思いを
垣間見ることができました。
患者役の人は、実施者役のひとからかけてもらった
励ましの言葉がうれしかったようです。
とても大切ですよね。