薬剤科では「お薬のはなし」と題してロビーの一角を借り、薬や健康に関連する情報を提供しています。
今回は『秋の花粉症』についてです。
花粉症といえば春の病気というイメージが強いですが、ほぼ一年中あって、秋にも症状が出る人はたくさんいらっしゃることと思います。
『秋の花粉症』の原因となる植物は、「すすき」「ぶたくさ」「よもぎ」などの草系で、春の花粉症の原因のスギやヒノキなどの樹木と比べ、遠くまで花粉が飛ぶことはなく、近づかないことで症状を抑えることもできるといわれています。
・・・とは言え、花粉症の人は、‘花粉レーダー’のように花粉に敏感に反応しますよね。
『秋の花粉症』の飛散ピークは例年8月〜10月ですが、今年は残暑が続いたため、いつもより長く飛散すると予想されています。
少しでも楽に過ごすためには、症状の重い軽いにかかわらず、対策を続けることです。
もし、花粉症のお薬を飲まれている人がいらしたら、いつもより長くお薬を続けることをお勧めします。
平成28年10月18日
薬剤科:山田亜佐子