薬剤科では「お薬のはなし」と題してロビーの一角を借り、薬や健康に関連する情報を提供しています。
今回は『ジェネリック』についての話題です。
『ジェネリック』は『新薬』と呼ばれる新しく開発された薬の特許が切れた後に発売される、新薬と同一の成分で同じ効果があると認められた薬のことです。
『新薬』は10年以上にもわたる研究期間と数十〜数百億円という莫大な研究費を必要とします。
『ジェネリック』はすでに確立された有効成分でつくるので低い価格で提供ができます。
厳しい基準をクリアし、効果や安全性が新薬と同等と認められているうえ、より飲みやすいよう工夫をされているものもあることはテレビや新聞で報道され、ご存知の方も多くいらっしゃることと思います。
国の医療費を抑えることもできて、私たちの支払いを安くすることのできる『ジェネリック』ですが、処方するのは医師です。
どのように『ジェネリック』って頼んだらいいのでしょう。
直接、相談するのが一番の方法ですが、なんだか言いづらいな…という時は【お願いカード】、【お願いシール】というものを利用してみるのもいいですね。
平成28年4月8日
薬剤科:山田亜佐子