2014年11月28日

11月お薬講座(肺炎球菌ワクチンについて)

お薬のはなし IN在宅ケアサポートセンターこやま


国の制度がかわり、今年から肺炎球菌ワクチンの接種が定期接種になりました。

なぜ、対象者が『65歳以上』なのでしょうか。

それは、私たちの体を守っている『免疫力』に関係があります。

今回は、『65歳以上』と『免疫力』の2つをキーワードにしてお話しました。

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『免疫力』とは体の中に入ってきた異物を排除する力のことです。

もちろん細菌やウイルスも異物として認識します。

体は異物が入ってくると、これを排除しようします。

タチの悪い異物になると、病気になって高い熱がでたりします。

病気が治ると、異物の情報は記憶され、また同じ異物が入っても高い熱を出さずに排除することができるようになります。

この状態を『免疫がつく』といいます

ワクチンは無症状で『免疫がつく』よう開発された異物です。


生まれたばかりの赤ちゃんは免疫機能が未発達なため、いろいろな病気にかかりやすいです。

年齢とともに免疫機能は向上しますが、30歳くらいをピークに徐々に衰えてきます。

そして、感染症にかかりやすくなってくるのが『65歳以上』なのです。


「重症化」という言葉も最近よく聞かれる事と思います。

今、日本での主な死因の3位にあがっている肺炎の死亡者のほとんどが『65歳以上』であるという事実は非常に深刻です。


今回はテレビでもお馴染みの西田敏行さんの載っている肺炎予防ハンドブックを資料として使わせていただきました。

巻末のインタビューの最後の一文です。

「人生を楽しむためにも、65歳からは、肺炎予防です。」

posted by 湖山リハビリテーション病院 at 18:21| 在宅ケアサポートセンターこやま